“聞く・話す・読む・書く”を分けて学ぶ
聞き取れない、話せない理由
中国語学習者が陥りがちな問題として、「読むことができても、聞き取れない・話せない」というものがあります。(→日本人は読み書きが中心)
テキスト学習者の多くは「読む」中心の学習になりますので、学習時間と比例してリスニング力やスピーキング力が身についていないことに気づくことが多いのです。
それで、学習の分野を分けてゆくことがバランスよくスキルアップしてゆくコツになります。主に4つの分野に分けることができますが、先ず中国人が自然と言語を覚えてくる過程を見てみましょう。
听・说・读・写を知ってますか?
これは中国人が中国語を学ぶ順番です。
(1)赤ちゃんの時に親から言葉のシャワーを浴びます-「聞く」
(2)子どもは「パパ・ママ」から少しづつ簡単な単語から始め、単語をつなげた言葉を言えるようになります。-「話す」
(3)絵本を与えられ(ピンイン付き)「読む」ことを覚えます。
(4)簡単な単語や文章を少しづつ「書ける」ようになります。
日本人が中国語を学ぶ順番
中国語学習者は赤ちゃんではありませんし、母語としてではなく外国語として学ぶので上記の順番とは異なります。
大まかに「読む」-「聞く」-「話す」-「書く」になります。
「読む」のはテキストで文法を学ぶことです。(この中に単語を書いて練習することを含む)基本文法を理解できたら、リスニングCDを使い「聞く」
ある程度聞き取れるようになったらシャドーイングを含め積極的に「話す」
“話せる”だけの例文力がつけば、漢字を知っている日本人にとって「書く」のは難しくありません。順番が重なったり逆になっても構いません。
重要なのは”聞く・話す・読む・書く”をそれぞれの分野として意識しながらスキルアップすることです。
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