日本人は読み書き学習が中心

◆日本の教育方法の特徴

管理人が子どものころと比べると、現在の教育現場も幾らか異なるのかもしれませんが、日本の教育は読み書きが中心と言われています。

例えば学生時代の外国語学習といえば英語ですが、読み書き中心の授業でしたし、テストでも内容を読んで理解して答えを書けると高得点が取れる仕組みになっています。

この方法自体が悪いとは言えませんが、外国語学習としては片手落ちです。さらに日本人は漢字を既に知っているので、同じノリで中国語を学ぶと以下の弊害が生じます。

中国語が聞き取れない

当然のことですが”読み書き”だけでは”聞いて”いませんので聞き取れません。多くの学習者は中国語を”聞く”分量が圧倒的に少ないので、一対一のコミュニケーションに苦手意識を感じます。

中国語が口から出てこない

口から出てこないのは、聞き取れていなのが原因です。日常会話では聞いたことに基づいて脳が何を答えるか考え、言葉として出します。定型文は言えても会話が成立しません。

日本人の気質も関係している

留学時代の経験ですが、日本人は授業でも自分から発言する人はわずかでした。先生が指してやっと答える生徒が多かったです。

日本の「出る杭は打たれる」社会の背景もあり、常に自分の発言について周囲の反応を気にすることが少なくありません。

対照的に外国人の中国語学習者は遠慮なく自分の意見や考えをはっきり表明します。他の人の発言を遮って言う人もいるほどです。

日本人は自分の言ったことの正確さを気にする所がありますが、外国人の中国語学習者は文法が間違っていたり、発音が悪くても一向に気にしないでどんどん言葉にします。その分スピーキング力は日本人より早く向上していました。

(管理人としてはどちらも一長一短と感じるので、両者の中間あたりが道理かなと思いますが・・)

スピーキングや一対一のコミュニケーションが苦手に感じるのでば、「日本人」としての背景も関係していることを覚えてよくと良いかもしれません。

性格を変えるのは時間がかかりますので、学習方法を改善すると飛躍的にスキルがアップします。

≫≫ 文法に重きを置いて中国語の基礎を学べる教材

このページの先頭へ