第21課-文末に置く語気助詞”了”

20課で学んだ”了”は動詞の後に置く動態助詞といいます。

動態助詞の”了”を用いるときは目的語を限定後にするか、後に文の続きを加える必要があります。
 
もう一つの方法が、文末に語気助詞の”了”を置く方法です。”了”を置くと、目的語を限定語にしなくてもOKですし、言い切りの文にすることができます。

例文:我买电脑
 
ピンイン:wǒ mǎi le diàn nǎo le
 
日本語訳:私はパソコンを買った。
 
※文末に”了”を置くと文全体の完了を表すことができます。この場合は動詞の後の”了”を省略することができます。
 
[OK] 我买电脑

疑問文と否定文

疑問文は3通りの作り方があります。
1.文末に”了+吗”を入れる
2.動詞+没+動詞の形にする(反復疑問文)
3.動詞+文章+”了+没有”の形にする(反復疑問文)

状況の変化や新しい事態の発生に用いる

語気助詞”了”の働きは、動態助詞の”了”を言い切りにする他に変化や発生を表すときにも用います。
 
例文:她也喜欢羽毛球
 
ピンイン:tā yě xǐhuān yǔmáoqiú le
 
日本語訳:彼女もバドミントンが好きになった。
 
ワンポイント:上記の例文は「バドミントンが好きななった」ことを変化として表しています。つまり「元々は好きではなかった→好きになった」ので語気助詞の”了”を用いています。


例文:下雨
 
ピンイン:xià yǔ le
 
日本語訳:雨が降ってきた。(変化)
 
※ワンポイント:晴れ/くもりから「雨が降ってきた」状態が発生したので語気助詞の”了”を用いています。

意外と使い方が知られていない”了”ですが、動態助詞と語気助詞の使い分けを覚えておけば初級文法は合格です。

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