第26課-連動文

連動文とは「S+V1+V2」

連動文とは一つの文に二つ以上の動詞が存在する文を表します。動作主(主語)が一つでも動作が二つ以上存在します。
 
日本語の「遊びに行く」の文は「遊ぶ」と「行く」が含まれているのにお気づきでしょう。中国語でも同じ要領で文を作れば良いのです。

ただし幾つかの条件があります。

  • 語順は動作の発生した順番(時系列)に置く
  • 完了を表す「了」は文章の末尾に置く
  • 二つの動詞がつながることはない(去と来は例外)

では例を見てみましょう。

1.動作が目的となる関係

例文:我公园羽毛球。
 
ピンイン:wǒ qù gōngyuán dǎ yǔmáoqiú
 
日本語訳:公園に行ってバドミントンをする。
 
※二つの動作(公園に)行く-(バドミントンを)する・・は前半の動作が後半の動作の目的となり関わり合っています。初級的文法としては前半の動詞に「去」や「来」といった移動に関する動詞を用いると例文を作りやすいです。

2.手段や方法となる関係

例文:我自行车博物馆。
 
ピンイン:wǒ qí zìxíngchē qù bówùguǎn
 
日本語訳:私は自転車に乗って博物館へ行く。
 
※前半の動詞は手段や方法となる動作に関係するものが入ります。後半は前半の動作によって何をするのか明らかにする動詞を入れます。

3.修飾する関係

例文:我没有手机。
 
ピンイン:wǒ méiyǒu qián mǎi shǒu jī
 
日本語訳:私は携帯電話を買うお金が無い。
 
※前半に”有/没有”が入り、後半に前半の文を修飾する動詞句が入ります。前半部には「时间」や「能力」または「条件」などの抽象的な言葉も入れることができます。

3つ以上の動詞でも文が作れますか?

◆理論上はOKです。ただ・・・

あまりに文が長いと何を言いたいのか分からなくなります。
 
日本語でも「これをして、あれをして、こうだから・・」と文が続くとややこしくなります。
 
中国語でも同じなので、あまりに文が長くなるようであれば2つの文に切り離したほうが良いかもしれません。

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