第22課-助動詞”要”の使い方

能願動詞とは?

能願動詞というのは助動詞のことで、動詞詞の前に置き、能力・願望・意思・許可・禁止などを表します。
 
一つで複数の意味を持つものもあり、文脈から意味を判断します。否定する時に用いる語が変わるときもあるので注意が必要です。

動詞の働きとしての”要”

「ほしい」または「要する、(時間が)かかる」の意味があります。
 
例文1:我这个苹果。
 
ピンイン:wǒ yào zhège píngguǒ
 
日本語訳:このリンゴをください。


例文2:从北京到上海多长时间?
 
ピンイン:cóng běijīng dào shànghǎi yào
duōcháng shíjiān

 
日本語:北京から上海までどのくらい時間がかかりますか?

※助動詞の働きとしての”要”

◆意思を表す”要”「~したい・~するつもりだ」
例文:明年我去香港。
 
ピンイン:míngnián wǒ yào qù xiānggǎng
 
日本語訳:来年私は香港へ行くつもりだ。
 
※”要”の前に”想”「~したい」、”打算”「~するつもりだ」などを置くこともできます。”要”が「したい」のか「するつもり」なのかより明確に表現することができます。

否定するとき

“不要”は「~するな」の意味で禁止表現なので、”要”の否定形は”不想”「~したくない」や”不愿意”「~する意思がない」を用います。
 
例文:他不想跟我们交往。
 
ピンイン:tā bù xiǎng gēn wǒmen jiāowǎng
 
日本語訳:彼は私たちと付き合いたがらない。

必要・義務を表す”要”「~しなければならない・~する必要がある」

例文:你吃饭之前洗手。
 
ピンイン:nǐ yào chīfàn zhīqián xǐshǒu
 
日本語訳:食事の前に手を洗わなければならない。
 
※”要”の前に”因该・必须・得”を置くことができます。必要や義務の度合いやニュアンスを伝えるのに役立ちます。

否定するとき

禁止を表す場合は”不要”を、「~しなくてもよい」と必要でないことを表すには”不用”や”不必”を用いることができます。
 
例文:不要随便拿走。
 
ピンイン:bùyào suíbiàn ná zǒu
 
日本語訳:勝手に持ち帰ってはいけない(禁止)

“要”は他にも可能性や近い将来い対する判断、比較などにも助動詞として用いられますが、初級的文法としては優先して意思や必要・義務を表す助動詞として使えるようになりましょう。

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