第16課-動詞の重ね型

動詞を2つ重ねることによって「ちょっと~する」という表現になり語調を和らげることができます。重ね型の幾つかのパターンを覚えておきましょう。

単音節動詞Aの重ね型はAAになる

例文:请你看看
 
ピンイン:qǐng nǐ kàn kàn
 
日本語訳:ちょっと見てください。
 
※”看一下”と同じ意味です。

2音節動詞ABの重ね型はABABになる

例文:你因该休息休息
 
ピンイン:nǐ yīn gāi xiūxi xiūxi
 
日本語訳:あなたはちょっと休むべきだ。
 
※”休息一下”と同じ意味です。

単音節動詞場合、A◯Aにもなる

例文:请你等一等我。
 
ピンイン:qǐng nǐ děng yì děng wǒ
 
日本語訳:ちょっと待って下さい。
 
※”一”は軽声で読みます。


例文:刚才我想了想因该怎样回答你。
 
ピンイン:gāngcái wǒ xiǎng le xiǎng yīngāi zěn yàng
huídá nǐ

 
日本語訳:先ほど私はあなたにどう答えるべきなのか少し考えていた。
 
※動作が既に終わったものについて、A了Aで表現します。

離合動詞の場合

動詞の構造が「V(動詞)+O(目的語)」を離合動詞といいます。
 
例えば”散步 sànbù”は日本語に訳すと「散歩する」ですが、実際は「V(動詞)+O(目的語)」の成分で成り立っているので間に”了”などを入れることができます。
 
辞書を見ると”散步 sàn//bù”となっており、漢字かピンインの間にスラッシュが入っています。離合動詞の重ね型は「V+V+O」の形式になります。
 
例:散散步(散歩する),打打球(球技をする),握握手(握手する)

上記の例が動詞の重ね型の基本です。別の表現で代用できるのもありますが、表現の幅を広げるために覚えておきましょう。

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