第3課-形容詞述語文
形容詞とは物事の性質や状態を表すもので、形容詞述語文とは形容詞をそのまま述語として用いる文を指します。
形容詞述語文も独特のルールがあるので覚えておきましょう。
形容詞の前に”很”が付くのはなぜ?
例文:今天很冷。jīntiān hěn lěng 今日はとても寒い
例文の”很”は「とても」という意味では訳しません。形容詞の前に”很”を付けることで、文を言い切りの形にするという中国語のルールです。つまり、文としての体裁を保つための「飾り」なのです。
形容詞の前に”很”を付けないと?
例文:今天冷,・・(訳)今日は寒いが,・・
文を言い切りの形にできなくなるので、後ろに文章が続きます。
例文:虽然今天冷,可是孩子们出去玩儿了。
ピンイン:suīrán jīntiān lěng,kěshì háizi men chūqu wánr le
訳:今日は寒いけれど、子どもたちは遊びに出ていった。
“很”を強調のために使う方法
文を読む時に”很”のアクセントを強めて読むと、従来の「とても」という意味で伝わります。他に方法は”真・非常・特别”などの副詞を用いて程度の高さを表現する方法があります。
例文:今天非常冷。jīntiān fēicháng lěng
訳:今日は非常に寒い
疑問形にお飾りの”很”は不要
疑問形には”很”は必要ありません。文末に”吗?”を加えます。
例文:明天冷吗?míngtiān lěng ma
(訳):明日は寒いですか?
※疑問文に”很”を加えると、従来の「とても」の意味になります。
例文:明天很冷吗?míngtiān hěn lěng ma
訳:明日はとても寒くなりますか?
否定形は形容詞の前に”不”を入れる
例文:今天不冷。jīntiān bù lěng 今日は寒くない
“很”が付く場合、”不”を前か後ろに付けるかによって否定する箇所の範囲が異なります、これについては後の課で学びたいと思います。
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