発音だけ特化して学ぶのもOK

中国語教室に通ってみたいけれど躊躇している方の大多数は『費用が高い』理由にあると思いますが、”ゼロレベルから中国語教室に通う必要はない理由”の記事でも書いたように中国語の基礎を独学で学んでからでも遅くはありません。

同時に、『発音だけは例外』とも書きましたが、個人的には先ず発音のみに特化して訓練を受けられることをおすすめします。以下はその理由についてです。

書店のテキストは”カタカナ中国語”

書店で販売されている一般的な中国語テキストの構造について説明しましょう。最初の10ページ程度(もっと少ないものもある)に中国語の発音の基礎についての説明があります。

その部分で一応学べるのですが、テキストの本題に入るとご親切にも中国語の上にカタカナのルビ(ふりがな)と申し訳ない程度に小さくピンインが振られています。

大抵の中国語学習者はピンインを見るよりもカタカナのルビに自然に目が行くので、『カタカナ中国語』の発音を覚えてしまいます。ちなみにカタカナ中国語はネイティブにはあまり通じません。

最初に培った癖というのは恐ろしいもので、一度間違った発音が定着してしまうとなかなか矯正するのが難しくなり余分の時間と努力を要することになるからです。

上記の理由で、初心者の段階で『基礎発音訓練コース』を受けておくと後々発音が上達してコミュニケーションが取りやすくなります。

どのように発音訓練コースを探すか?

WEB上に存在している中国語教室のページを見ていると発音だけに特化したコース自体はあまり多くないように感じました。

しかし、マンツーマンのコースであれば融通が聞くので、週一回1時間としても大体4~8回程度受ければ基礎をしっかり据えることができます。

skypeで教室を開いているWEBクラスであればマンツーマンでも比較的リーズナブルですし、直接教室のレッスンでも期間が限られているので費用はさほどかさむことはないでしょう。(1~2万円くらい)

※条件は『日本語が話せること』です。発音がきれいであればネイティブでなくても構いません。逆に日本語ができないと中国語初心者の生徒には上手に教えることができないので注意が必要です。

段階的に訓練を受けるのが良い理由

最初に初心者の段階で訓練を受けることを強くおすすめしますが、その後も初級-中級とレベルが上がるごとに定期的に発音のみに特化してレッスンを受けると良いでしょう。

理由は段階に応じて気づく部分が違うからです。初心者の時点で学んだ時に全てマスターできると良いのですが、そうもゆきません。必ず取りこぼしの部分が出てくるので、その箇所を矯正してもらうことで更にレベルアップするからです。

発音が上手にできると自信を持ってコミュニケーションすることができます。発音矯正のレッスンは中国語学習者にとって無駄にならない投資なので積極的に検討されてください。

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