中国語の教室はどのように存在するようになったのか?

まず最初に『中国語教室は何であるのか?』という基本的なことを考えたいと思います。簡単に言ってしまうと需要があるから供給もあるということですが、個人的な観点を記しておきます。

英会話教室を模倣して作られた(はず)

戦後を皮切りとして日本はアメリカからの文化や考え方が一気に流入するとともに経済的にも関係を深くしてゆきました。共にコミュニケーションに関してもアメリカが主体となってきたので、英語を学ぶ必要性が出てきたわけです。

学生たちが学校以外で英語を学ぶ場として、大人がキャリアアップや楽しみとしての目的として英会話スクールが作られてゆきました。

日本は島国なので外国人に対する珍らしさや英語に対する『憧れ』もあり、ネイティブとの会話という学習方式が広く受け入れられたのでしょう。

中国語は日中国交正常化からスタート

近年においては中国との関係は1972年の国交正常化が一つの始まりとなったので、英語よりも広がりは遅かったのですが、1992年以降の経済開放により中国に出向いて活動をする必要が生じてきました。

同様に文化交流などの趣味のレベルでも中国語を学ぶ人々も増えていったので、中国語学習に対するニーズが高まってゆきました。

しかし日本における外国語学習は、全体的に言って英語の方が早く広がっていたので中国語教室についても英会話教室のスタイルを踏襲するする仕方で派生していったと言えるでしょう。


英語の場合は必要性とともに学校の基本的な科目にも組み入れられているので需要は高いですが、中国語は英語ほどの需要は高くないので英語ほどの会話教室は存在していません。

今後中国との経済的なつながりなどがより一層親密になるようなことがあれば、中国語は日本人にとっても『必須』とまではゆかなくても『あると良い』程度まで上がり、学習者が増え教室も広がりを見せるでしょう。

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