ネイティブと中国語を学ぶメリット
前回記事では“ネイティブが上手く教えられるとは限らない”という内容で書いたので矛盾するように感じるかもしれませんが、今回はネイティブと学ぶことのメリットを取り上げます。
※前回の記事を読まれていない方は、先に読まれることをおすすめします。
本場の発音を聞くことができる
特に一対一の会話クラスでは効果が大きい部分ですが、直接中国人と会話をすることで『中国語の発音』に接する機会を持つことができます。
テキストに付属されているCDなどとは異なり、準備した文面ではなく生の会話からはリスニングの能力を向上させる効果は高いといえるでしょう。
ネイティブとの会話は聞けば聞くほど耳に馴染んでくるので少々相手の会話スピードが早くても慣れてくると聞き取れるようになってきます。この部分はリスニング教材よりも優れている部分です。
『中国人とのコミュニケーション』が学習の目標であれば積極的にネイティブとの会話の授業を取り入れることが上達の近道になるでしょう。
中国人をより一層理解することができる
この点は形式的な授業よりもフリートークなどの自由幅が広いタイプのクラスに適用されます。中国人と直接意思を通わせることで彼らが何を考えているのか理解を深めることができます。
教師と生徒という関係ですが、親しくなってくると先生も徐々に自分の考えを打ち明けてくれます。もちろん中国といっても国土も大きので地域性やその人そのももの性格も関係してくるでしょう。
ただし「中国人としての」基本的な考えという部分は共通して流れているものがありますので、より一層理解を深めることができるでしょう。
補足:経験がなくても一生懸命教えてくれる人もいる
どの世界でも同じですが、仮に中国語を教えたことの経験が乏しいとしても性格の良い人に当たると一生懸命教えてくれるので経験のなさをカバーしてくれることもあります。
中国人でも親切な人は本当に親切にしてくれるので、相手がどういう人かある程度見極める力や、講師が良くなかった時に直ぐに替えてもらう決断力は必要になりますが、こういった部分も人口の多い中国の特色と捉えて積極的にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
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