ネイティブから授業を受けるのが最善の選択肢か?
中国語会話教室の多くは「ネイティブから学べる」というのを触れ込みにしているのをWEB上で見かけます。果たして中国人から直接中国語を習うのが最善の選択肢なのでしょうか?
ネイティブが上手く教えられるとは限らない
『ネイティブと話せる』という触れ込みは中国人と話す機会の少ない人にとっては魅力的に見えますが、中国語を上手に教えられるかどうかは別問題であることをまず覚えておきましょう。
例えで考えてみましょう。
日本人であるだけの理由で上手に日本語を教えることができるでしょうか?答えは否です。日本語の”は”と”が”の違いを上手に説明できる日本人がどれだけいるでしょうか?
むかしむかしあるところに おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山に〇〇におばあさんは川へ洗濯へ行きました。
上の例題は日本語教師の受験勉強をさせた方であれば簡単に答えられるものだと思います。仮に日本語教師の資格を取ろうとするとなると何百時間といった膨大な学習が求められます。
これと同様に中国語も中国人であるだけの理由で上手に教えられるわけではないのです。
教える資格or経験のある人から学ぶ
中国であれば”对外汉语教师”という資格があり、大学でも専攻の課が存在します。中国人が中国語そのものを学ぶだけでなく、効果的な教授法などを学び訓練することで資格を取得します。
単なる技術だけではなく、マインドの部分もしっかり学ぶので単なるネイティブとは質が異なります。『大学卒』だから中国語を教えられるのではなく、『専門分野を学んできたから』教えられるのです。
別のパターンは経験豊富なネイティブの教師です。資格こそないとしても、教師としての実務経験が長ければ教えることに関しては長けている人が少なくありません。
教室の紹介サイトなどを見ていると、教室の運営歴や教師の経歴などが記されているところが多いので、選ぶ際にはチェックして見ることをおすすめします。
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