第2課-名詞述語文
名詞述語文とは?
中国語の特徴の一つで名詞を述語にすることができます。これを名詞述語文と言います。A=Bの文になるわけです。用法は主に時間・出身・年齢・数字などです。
疑問になるのが、”我是日本人”のような”是”を使った文です。
“是”は英語の”be”と同じく動詞なので厳密には”是”を使った文は名詞述語文とは言えないのですが、用法はA=Bのイコールの部分に”是”が割り当てられ実質には名詞述語文と同じになります。
それで、この課では名詞述語文の中の「是構文」と言う位置付けにしたいと思います。
“是”が不要な文
<時間>
今天几月几号?jīntiān jǐ yuè jǐ hào
今日は何月何日ですか?
今天十月二十一号。jīntiān shí yuè èr shí yī hào
今日は10月21日です。
<出身>
老张北京人吗?lǎo zhāng běijīng rén ma
張さんは北京出身ですか?
他不是北京人。tā búshi běijīng rén
彼は北京出身ではありません。
※否定形は”不是”となり、”是”も入れます。
<数字>
这个苹果一斤多少钱?zhège píngguǒ yī jīn duōshao qián
このリンゴは一斤いくらですか?(一斤=500グラム)
<年齢>
现在你多大?xiànzài nǐ duō dà
今あなたは何歳ですか?
现在我三十岁。xiànzài wǒ sān shí suì
今私は30才です。
「・・は~である」の”是”構文
“是”構文はA=Bの形式で、”=”の部分に”是”を入れます。
我是日本人。wǒ shì rìběnrén
私は日本人です。
你是中国人吗?nǐ shì zhōngguó rén ma
あなたは中国人ですか?(疑問文は文末に”吗”が付きます)
我不是中国人。wǒ búshì zhōngguó rén
私は中国人ではありません。(否定形は是の前に”不”が付きます)
“是”は英語のbe動詞に似ていますが、時制による変化がありません。どんな時間的状況であっても変わらず”是”を用いることができます。
“是”は中国語の中でも基本の単語に該当します。それだけに用法も他にも沢山ありますが、少しずつ覚えてゆきながら使えるようになりましょう。
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