中国留学で役立つもの(学習編)

『中国の生活であると役立つ物』のページには、主に現地での生活を便利にするために用意しておけるものについて記しましたが、中国留学の観点で持参すると役立つものを紹介します。

留学先の学習方法について知っておこう

中国の一般にある大学に留学すると、学習のためのテキストは中国国内で準備されている”外国人向け”のテキストになります。例えば”北京语言大学出版社”などの教科書がメジャーな存在です。

一つ難点なのが、テキストは全て中国語で書かれており日本語は全く使用されていません。(301教本などの初級向けテキストを除く)文法の説明書きは中国語と英語(あれば)になります。

授業も全て中国語のため、慣れるまではチンプンカンプンに感じることもあるでしょう。もちろん初級向けのクラスであれば、ごく簡単な中国語を使いますし、徐々に慣れてゆくので問題ありませんん。

あくまでも管理人の印象ですが、中国の授業は文法の細かい説明よりも用法に重点を置いている感じでした。次々と例題をこなしたり、例文を考えてゆくうちにイメージとして用法を身に着けてゆくわけです。

私自身はこの学習法が合っていたらしく、スポンジの如く中国語を吸収してゆきました。中国では授業を含め全てが中国語なのと、学んだことを使う機会がいくらでもあるので、これで十分すぎるくらいなのでしょう。しかし問題点もあります。

細かい用法が気になる時もある

中国で学んでいるとたまに行き詰る時があります。何となく学んでいる内容が入りづらいことが誰にでもあるものです。また中級クラスから入った人などは、初級レベルの内容が部分的に抜けていることに気づくこともあるでしょう。

そんな時に役立つのが、日本で学んでいたテキストです。日本人向けに分かりやすく説明されているので、腑に落ちる部分が多いと思います。

つまり、中国の留学先で学ぶことの大部分が”新しいこと”であるので、復習的な部分はあまり学びません。しかし、以前に学んだとされている箇所がよく理解できていないと新しいことも理解しづらいことも多々あるのです。

持ってゆくかどうかの目安は?

それで、中国留学に行かれる時には自分が以前に学んでいたテキストを幾らか持参することをおすすめします。ただし、テキストは重さがあるので選んで持って行く必要があります。

持参するかどうかの目安は”8~9割程度理解できているか”です。それ以下であれば留学先で新しいことを学ぶ際に、理解しきれていなかった部分が必ず出てくるはずです。

留学中の学習は、新しいことを学びつつ以前に学んだことを復習するとバランスよくレベルアップすることでしょう。ぜひお役立てください。

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