空港からタクシーで現地の大学まで行く方法

一人でエージェントを介さずに中国へ留学するとなると、自力で空港から大学の宿舎まで行かなくてはなりません。できるだけトラブルを回避して目的地まで行く方法を考えてみます。

友人がいれば迎えに来てもらう

既に友人や知人が大学に留学していたり現地で生活しているのであれば、空港まで迎えに来てもらえば事が済みます。

空港の出口は一箇所だけで人だかりができていますが、そこで待っていてもらえればOKです。自分の知らない人が迎えにきてくれるのであれば、大きな紙に名前を書いてもらって掲げておくのが見つけやすいです。

あとは友人に一緒にタクシーかバスで宿舎まで送ってもらえば無事到着できます。これが一番楽なパターンです。

一人で目的地に行くには

大抵の場合は北京や上海などの空港がある都市に行くと思いますが、タクシーに乗って目的地に行く方法を紹介します。

留学に行く時点では恐らく中国語はさほど話せないと思います。そのうえタクシーの運転手は中高年の男性が多く、訛りが強かったりして何を言っているのか分からない事が多々あります。

日本にいる時点でしておくと良い準備は、目的地の地図を印刷しておくことです。Googleマップなどで十分使うことができます。空港と目的地の大学の範囲をプリントしておきます。

乗車の際に「你要去哪儿?」と聞かれますので、地図を出してどこに行って欲しいのか指で指します。まともな運転手であれば市内にある大学の場所くらいは知っているので、連れて行ってくれます。

「大学の場所を知らない」と言われたら・・

◆乗車拒否なので別のタクシーに乗り替えます

たまに遭遇するのが「その場所は分からない」という運転手の反応です。マイナーな場所であればともかく、市内に存在している大学を知らないはずはありません。

大抵の場合は乗車拒否と思ってください。理由は様々ですが考えられるのは、空港から目的地までの距離が近いと嫌がる運転手もいます。単に稼げないからです。

逆に遠い場所でも交替制の仕事なので自分の勤務が終わりそうな時間に、タクシー会社と逆方向であれば戻る時間がロスになるので、面倒と感じるかもしれません。

いずれにしても「分からない」と言われたらそれで終わりです。「算了,算了,我要换别的车」とか言って別のタクシーに乗り換えましょう。

「嘘つく中国人いれば、黙って走らせてくれる中国人あり」です。たまたま悪い人に当たっただけなので、腹を立てずに次に行きましょう。もしかすると相手も同じように思っているかもしれません。

その他気を付けておくこと

空港では係の人が配車してくれるので少ないとは思いますが、「白タク」に気を付けましょう。「白タク」というのは無許可で個人タクシーをしている車です。中国語では”黑车”と言います。

タクシーではなく普通の車で空港に乗り付けて「乗らないか~?」と声を掛けてきます。知らないで乗ってしまうとボッタクられますので、絶対に乗ってはなりません。

時にはタクシーと同じ車で「白タク」営業している車もあります。(空港発では少ないと思いますが・・)メーターを改造していたりして余分に料金を取ったり、メーターを回さずにボッタクる悪質さが売りです。

これは明らかに犯罪なので、警察を呼んで対処してもらう案件ですが、携帯電話を所持していることと中国語を流暢に話せるのが条件になります。そうでなければ人を呼んで助けてもらうしかありませんね。

しかし空港発ではめったにないことなので心配する必要はないかもしれません。いずれにしても”相手から積極的に話しかけてきて、何かを勧めてくる”人は必ず裏があるので、くれぐれも気を付けましょう。

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