復習の大切さ

どんな種類の学習であっても復習は強調されますが、中国語学習でもそれは同じです。皆さんは忘却曲線というのをご存知でしょうか。

知識を取り入れてからどのくらいの時間が経過すると、人の記憶から無くなってゆくかを研究したものです。
 
ウィキペディアにあった忘却曲線を表にすると以下になります。

 経過時間   忘れた記憶の割合 
 20分後    42%
 1時間後    56%
 1日後    74%
 1週間後    77%
 1ヶ月後    79%

 
この実験で使用されたのは、関係のない無意味な音節を記憶することなので中国語学習に完全に当てはまるわけではありませんが、人の記憶の忘れ方の点では参考になるものです。
 
興味深いのは、忘れる記憶の割合が学んでから1時間後と1日後で伸び方が非常に高いことです。何と1日後では学んだことの7割以上を喪失してしまうようです。
 
つまり復習をせずに常に新しいことだけを学び続けると、栓をしていない浴槽にお湯をためるのと同じく、学んだことが流れて行ってしまうので学習効率が非常に悪くなります。

いつ復習すれば良いのか

一番忘れる度合いが高い時、学習から1時間後と1日後に復習をするならば学んだ内容の記憶を定着させることができます。
 
どのように復習できるでしょうか。学んだことの全体的なまとめや、鍵となる要点を思い返すだけでも良いかもれません。また、軽いテスト形式で自分に問いかけるような形で、覚えておきたい点や要点を思い起こすならば、思考が刺激されて記憶しやすくなります。

関連記事:スキマ時間を活用する

学習する時に復習の習慣がない方や記憶の効率が悪いと感じる方は、ぜひ試してみてください。

≫≫ 入門者向けの文法教材はこちら

このページの先頭へ